KANの死因はメッケル憩室癌！ステージや死亡率は何パーセントだった？

2023年11月12日、『愛は勝つ』の名曲で有名なKANさんが死去したことを所属事務所が発表しました。

死因は明らかにされていませんが、KANさんは2022年に診断された癌で闘病生活を送っていました。

メッケル憩室癌という事ですが、KANさんの癌のステージや病状についてしらべていこうと思います！

これらについて確認していこうと思います！

KANが公表したメッケル憩室癌とは？

KANさんが発症したのは『メッケル憩室癌』と呼ばれるものです！

名前の通りメッケル憩室に出来た癌となります。

メッケル壁室とは、出産までに胎児と母体を結んでいた卵黄管が出産後も残ったものであり、

小腸の壁の一部が外側に飛び出た袋状の突起物です。

乳児の2〜3%に生まれつきメッケル壁室があるといわれ、回腸の盲腸に近い部位に存在します。

ほとんどの人は無症状といわれていますが、約20%の人に症状が発生し、その症状としては、炎症、腸閉塞、下血などがあります。

引用：https://nomu-capsule.jp/intestines/shocho/diseases-symptoms/07.html

KANさんはこの突起物に癌が見つかったという事になりますね！

KANの癌の病状は？

KANさんは数週間にわたって腹痛が続いていた！

KANさんが症状を感じたのは2022年の10月頃からで、腹痛が頻繁に起きていたようです。

腹腔鏡の検査結果で『メッケル憩室癌』が発覚しました。

まず、メッケル憩室癌はかなり稀なものだそうです。

Meckel憩室に発生する癌は稀であり，報告例のほとんどが進行癌であるが、

引用：https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsa/69/10/69_10_2580/_pdf

そもそも、メッケル憩室を持つ人が出生の2%程度という事もあり、症例が少ないようです！

今回【Meckel憩室癌の１例】という論文のデータを参考に生存率や死亡率を確認してみます。

状態	人数	期間
生存	11	ー
死亡	7	1ヶ月～1年
不明	8	ー

症例が少ない為、確率を出すには微妙な気もしますが、

論文のデータをそのまま見ると7/26=26%ほどになるようですね。

不明があるのでここも誤差は大きいと思いますが。

生存期間はデータを見る限り、1ヶ月～1年間のうちに亡くなってる人が多いようです！

また、亡くなっている人はリンパ節や肝臓、腹膜播種に転移がみられます。

KANの癌のステージについて

KANさんの癌のステージについては現在公開されていません！

先ほどのデータからも分かる通り、死亡してる方はリンパ節や肝臓、腹膜播種に転移が見られます。

ただし、転移しても生存している方はいますが、なるべく早期発見で取り除きたいですよね。

ステージについては後日KANさんが公表したら追記しようと思います！

【3月20日：追記】

コメント欄に非常に理論的な解説を頂けたので、簡潔にまとめたものをご紹介させて頂きます！

強い疼痛の精査を行い、腹部CTで存在がわかりPETで検出されないところから腫瘍血管がないために核種が腫瘍に入らなくて検出されない、つまり大きくない可能性があります。

腹腔鏡下で手術できたとのことで開腹術ではない点から大きさは小さい、他の臓器に転移していない可能性が高いと考えています。

この時点では、KANさんの場合、早期に癌を取り除けた可能性が高い事が分かりました。

KANの療養生活

KANさんの療養生活についてまとめてみます。

2022年10月頃

何週間も腹痛があり『メッケル憩室癌』と診断される

予定していたツアーが中止

2023年3月

療養生活に入る

2023年4月～5月

入退院をくり返す

2023年10月

再活動に向け、留学先でもあるパリを訪れる

2023年11月3日

楽曲配信を発表

2023年11月7日

SNS最後の更新

2023年11月12日

死去

　

The Beatles
【NOW AND THEN】
（Official Music Video）
やっと観た！

やぁ・・・、
いろんなことが素晴らしぎて書き尽くせない。
エンディングも美しいですね。#TheBeatles　#NowAndThen　#kimurakan

— KAN_official (@_kimuraKAN) November 6, 2023

これが、KANさんの最後の投稿となってしまいました。

最後まで新しいことを追い求め、歌が大好きだったことがわかる投稿ですね。

KANのお別れの会はいつ？

KANさんの葬儀は、すでに親族・ごく近い関係者で終えているそうです。

KAんさんが出演していたラジオ番組「Wabi－Sabiレディオ・ショー」では、共演のスターダストレビュー根本要さんが、葬儀に参列した際のことを楽しそうに語っていました。

根本は「皆さんに報告させていただきますけど、KANちゃんのお葬式の遺影は、本人の意向で夏目漱石のやつでした」と笑った。

出典：https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2023/11/19/kiji/20231119s00041000326000c.html

いわゆる「香典返し」には、お清めの塩とともにPOPな色合いのポップコーンが配られたとか。

お通夜終了後に渡された
POPなポップコーン！
葬儀の服装とバランス悪いし
元々ポップコーンは塩が効いてるし賞味期限は２日間だった！最高だね！(๑˃̵ᴗ˂̵) pic.twitter.com/KrHdZf3a8P

— 清水 淳 (@shimi105) November 18, 2023

KANさんらしい、ユーモアたっぷりなお葬式を、なんと自分で演出された幕引きだったそうです。

ファンが参列できる『お別れの会』については、発表されていません。

KANさんの代表曲『愛は勝つ』で勇気をもらったファンは、ぜひお礼を言いたいことでしょう。

もし『お別れの会』があるなら、めちゃくちゃ楽しい泣き笑いの会になりそうですね。

まとめ

『愛は勝つ』で有名なKANさんが闘病生活を送っていたメッケル憩室癌について確認しました！

• KANが患った癌はメッケル憩室癌で70年で40症例しかない稀な病気である。
• メッケル憩室は出生時2%ほどしか持たない特殊な臓器。
• メッケル憩室癌は症例が少なく判断材料に出来るかは微妙。
• 『Meckel憩室癌の１例』という論文だと26%は死亡に至っている（症例が少なすぎる）。
• KANが患ったメッケル憩室癌で亡くなった人は、確認出来る限り全員転移が見られた。
• KANさんは内視鏡手術である事から癌自体は小さく、転移の可能性は低いと考えられている。
• メッケル憩室癌で亡くなった人は、転移があり、1ヶ月～1年間の期間が明記されていた。
• KANさんは1年間、入退院をくり返して闘病生活を送っていたが、残念ながら帰らぬ人となった。
• お別れの会の有無は発表されていない。

私たちに歌で愛の力を再確認させてくださったKANさん、ありがとうございました。

KANさんのご冥福をお祈りいたします。