樹木希林さんの夫としても有名なロッカー内田裕也さんの逮捕歴や犯罪歴を調べました。
強要未遂や住居侵入などの犯罪の他、破天荒なエピソードを紹介します。
- 内田裕也のプロフィール
- 内田裕也の逮捕・犯罪歴
- 内田裕也の破天荒エピソード
これらについてみていきましょう。
内田裕也プロフィール
- 名前:内田裕也
- 生年月日:1939年11月17日
- 出身地:兵庫県西宮市
- 身長:174㎝
- 血液型:B型
- 配偶者:樹木希林
- 1959年日劇ウェスタンカーニバルでボーカリストとしてデビュー
- 1970年代後半からは俳優としても活躍
- 口癖は「ロックンロール」
1973年悠木千帆(のちに樹木希林と改名)と結婚し、1976年に長女内田也哉子さんが誕生しています。
1981年に離婚届を提出しますが、妻の樹木希林が認めず訴訟となり離婚は無効となりました。
2018年9月に樹木希林さんが死去し、その半年後の2019年3月肺炎のため79歳で亡くなりました。
内田裕也の逮捕・犯罪歴
内田裕也さんは、3回逮捕されています。
1977年大麻取締法違反
内田裕也さんは、1979年9月に佐世保警察署に大麻所持・大麻取締法違反で逮捕されました。
事情聴取の後、起訴猶予処分となりました。
その後の週刊文春のインタビューです。
マリファナに関して、くどくど弁解などしたくないと、10年前からやってることを告白していました。
マリファナによって音楽が変わることはなく、アルコールは人を攻撃的にするけど、マリファナはそんなことなくて、やさしく包んでくれると言いました。
そういう意味では、アルコールよりも健康的だと、ただそれだけのことだというのでした。
1983年銃刀法違反
内田裕也さんは、1983年(昭和58年)、ウドー音楽事務所に包丁を持って押し入り、銃刀法違反で逮捕されました。
泥酔状態で「外国人ばかり使うな」などと叫んでいたといいます。
自分で110番したというのだから驚きですね。
ウドー音楽事務所は海外アーティストのライブ等を行う事務所として有名です。
2011年強要未遂・住居侵入
内田裕也さんは、2011年5月、交際していた女性が別れを言い出したため、復縁を迫って脅し、無断で家に入るなどして逮捕されました。
電話をよこさないと、交際女性の会社に、女性が暴力団と付き合いがあり、薬物をやっていると連絡するなどと脅し、無断でカギを好感して家に入ったというものです。
手紙を書いたことや家に侵入したことは認めたものの、脅すつもりはなかったと言いました。
2009年ごろから交際していまいしたが、女性が別れを切り出しても内田裕也さんは応じず、暴力をふるったり、女性の実家に押し掛ける、復縁を迫る手紙を送るなどしていて、女性は警察に相談していたところでした。
内田裕也さんは5月31日に起訴猶予処分で釈放され、6月3日には釈明会見を開いています。
会見はロックンロール演出で行われました。
暗転後のライトの中、エルヴィス・プレスリーの「マイ・ウェイ」が流れるステージに現れた内田裕也さんは、杖を片手に片膝をついて、「お相手の方には心から反省しています。クレイジーなことをやって大きな問題になったと深く反省しています」と謝罪しました。
逮捕された時には事の重大さに気づいていなくて、独房に入ってからは自己嫌悪の毎日だっと振り返っていました。
そしてもう1件、実際には逮捕されていませんが、逮捕されてもおかしくない事件もありました。
女優島田陽子に刃物
内田裕也さんと国際派女優の島田陽子さんの、1988年ハワイでの密会旅行をフライデーが報じました。
人目を気にすることなく、高級ホテル、ショッピングモール、プライベートビーチなどでじゃれ合っていたといいます。
島田陽子さんと結婚するために離婚届を出していたと書かれているもありますが、時期が少し違うようです。
離婚届が1981年で、内田裕也さんと島田陽子さんが出会ったのは1988年の映画の共演です。
ただ、離婚が成立していたら不倫ではなかったということですね。
内田裕也さんも島田陽子さんも気性の激しい性格のため、ケンカが絶えませんでした。
島田陽子さんが伊豆の別荘から内田裕也さんに電話で別れ話をしたところ、内田裕也さんが逆上して別荘に乗り込み、刃物を振り回し復縁を迫ったたというのです。
ちょっと何かが違っていたら、大事件になっていたかもしれないですね。
内田裕也の破天荒エピソード
内田裕也さんの破天荒ぶりは、多岐にわたっています。
紹介していきましょう。
吉田拓郎に怒鳴り込んだ
1977年に21歳で、吉田拓郎さんと結婚した浅田美代子さんですが、樹木希林さんとはデビュー作「時間ですよ」での共演以来、親子のように仲良くしていました。
浅田美代子さんと吉田拓郎さんが噂になった時、内田裕也さんは吉田拓郎さんに会いに行って、「どういうつもりなんだ」と怒鳴りこんだといいます。
浅田美代子さんは、当時、ロックとフォークは敵だったから、気にいるわけがなかったと言っています。
妻が娘のようにかわいがっていた浅田美代子さん、内田裕也さんもかわいいと思っていたのですね。
都知事選立候補(1991年)
1991年には、都知事選に立候補しています。
きっかけは、尊敬するアントニオ猪木さんが突然出馬を取りやめたことでした。
また、出馬理由を尋ねられて、「ジョン(・レノン)と(オノ・)ヨーコの影響が大きい」とも告白していました。
親交のあったオノ・ヨーコに都知事選に出馬することを伝えたら、「あら、バカね」と言われたことを明かし、「憎たらしいよな」と話しました。
「早急に新東京住宅プロジェクトを作る」
「ハイウェイをW構造にする」 など
政見放送では、冒頭でジョン・レノンの『パワー・トゥー・ザ・ピープル』を歌い、経歴を英語で語りました。
選挙演説は、トラックをステージにしての路上ライブでした。
当選はしませんでしたが、内田裕也さんは54654票を獲得しました。
当時のスポーツ紙の記者が、立候補者へのアンケートにユニークな答えを寄せていたことを振り返っていました。
入社したばかりの後輩は裕也さんをほとんど知らず、1ミリも恐れていなかった。
アンケート項目を淡々と裕也さんに尋ねた。確か最初の質問は「家族構成を教えてください」だった。
一瞬ポカンとした裕也さんは「俺にそんなこと聞くの?」と笑った後「うーん、別居中の妻子あり、でいい?」と答えた。
何問かの質問の後、後輩はごく自然に「健康法を教えてください」と尋ねた。
今度こそヤバイ、裕也さんに怒鳴られると首をすくめた。
しかし、裕也さんは真剣に考えて、ポツリとつぶやいた。
「愛と怒りかな」。
最初はからかわれたと思ったのだが、よくよく考えると、実に含蓄のある深い言葉だった。
確かに、誰かを愛する気持ちを持つことが、生きていく原動力になる。
そして、怒ることは立派なストレス発散になる。この人はただものじゃないと思い至った瞬間だった。
引用:https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2019/03/19/kiji/20190319s00041000055000c.html
アルパチーノに会いに行く(1990年代)
内田裕也さんは、地震が制作する映画に出て欲しいと、ニューヨークにアルパチーノに会いに行って本当に会ってしまいました。
レストランで見つけ、トイレに行くスキを見計らって、声をかけたといいます。
英語で事情をまくしたて、全部は伝わらなかったものの、だいたいの要件は伝わったのでしょう、シナリオを送ってくれと言われて教えtられたアドレスは、CAAという全米最大の俳優エージェンシーでした。
見知らぬ東洋人に話しかけられて、相手の機嫌損ねることなく、上手くかわしたというところでしょうか。
さすが大スターですね
民主党政権時には事業仕分けの会場に突然現れた(2009年~2010年)
民主党政権時に行われた事業仕分け、蓮舫さんの「2位じゃダメなんですか?」が記憶に残っていましね。
2009年11月、その会場を内田裕也さんが訪れていました。
「今も政治にひそかに関心を持っている。(事業仕分けは)民主主義として画期的なことだから」と事務所に内緒で来たという。「ロック代表として俺(おれ)みたいなのがここに来ることで、社会的な関心がもっと広がればいいな、とちらっと考えました」
朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/seikenkotai2009/TKY200911270453.html
2010年4月26日の第2弾には、「政治とカネ、オキナワを決着できない民主党に仕分けする資格はない」と書いたビラまで持参していました。
「ふざけるな『文化庁』何が前例だ!」
2008年に週刊新潮に掲載された内田裕也さんの文章です。
ロックンロールで何かを世界に発信したいと考えた内田裕也さんは、赤字続きの打開策として、文化庁を訪ねました。
しかし、帰ってくるのは、前例がないとか、予算がないとか、いかにもお役所らしいの言葉ばかりでした。
その時のことを書いた文章が週刊新潮に掲載されています。
前略
俺はトツトツとコンサートの趣旨をのべ「STOP WAR! STOP NUKES! STOP! グローバルウォーミング」のスローガンのもと四カ国のミュージシャンが同時に「カウントダウン」をするのだとコーフン気味にアプローチした!
「フーン、お話は判りますが前例がないので……」
「ゼンゼン例がないことにチャレンジするのが『文化』だろう!」と俺はキゼンとして言った!
「イヤー何しろ予算がないもので……」
「ナ、ナニーィ、1100億円も計上してるじゃないか」
「文化財の修理、オペラや絵画その他色々なものに」
後略
デイリー新潮 ttps://www.dailyshincho.jp/article/2019/03190620/?all=1
原稿の依頼には律儀に答えてくださったということです
憎めないところがありますね。
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まとめ
内田裕也さんの逮捕歴や犯罪歴、破天荒なエピソードをまとめました。
- 内田裕也さんは3回逮捕されていますが、いずれも起訴はされていません。
- 都知事選に立候補したり、事業仕分けの会場を訪れたりと、政治への興味も示していました。
- 犯罪もあるものの、どこかまじめさも感じられる人のようです。
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