2023年8月18日の「金曜日のスマイルたちへ」で、6月にがんのため亡くなったダンスプロデューサー夏まゆみを取り上げます。
夏まゆみはAKBの振付をメンバー1期からしていました。
その夏まゆみがAKBの振付を辞めた理由はなんなのか、モーニング娘と決定的な違いは何かについて解説します。
- 夏まゆみのプロフィール
- 夏まゆみがAKB48の振付を辞めた理由は?
- 前田敦子をフロントに勧めたのは夏まゆみ
- 過去、夏まゆみが手掛けたAKBの曲はなに?
- 夏まゆみの振り付けでAKB48とモーニング娘の決定的な違いとは?
- 夏まゆみの指導者としての経歴
今回はダンスプロデューサーの夏まゆみのAKBへの貢献についてまとめます。
夏まゆみのプロフィール
夏さんは1993年に米ニューヨークのアポロシアターに日本人で初めてソロダンサーとして出演。
98年、冬季長野オリンピックでは、「WAになっておどろう」の振り付けも考案した。
その後、モーニング娘。やAKB48らを中心に、吉本印天然素材から、ジャニーズ、宝塚歌劇団まで、300組以上のアイドルや芸能人の振り付けを担当。
モーニング娘。の「LOVEマシーン」(1999年)やAKB48の初期の楽曲などは、夏さんの手によるものだ。
同時に、NHK紅白歌合戦で20年以上にわたりステージングを担当し、「振付/夏まゆみ」と画面にクレジットが出るようにNHKにかけあうなど、振付師の地位向上にも貢献した。
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夏さんは61歳という早すぎる年齢で癌のため2023年6月21日に亡くなってしまいました。
名前:夏 まゆみ (なつ まゆみ)
年齢:61歳没
生年月日:1962年3月23日
出身地:神奈川県
血液型:O型
どこの癌で亡くなったのか公表されていませんが、とても痩せてしまっていたという話を聞きました。
闘病は7年間だったけど、誰も知らなかったんだって
AKBの振付の仕事を辞めたのは病気が原因では?と言われていたりもしますが、最後にAKB48と仕事をしたのは2013年のリクアワなので、病気が原因ではありません。
それでは、どうしてAKB48の振付を辞めたのかについて次に考えていきます。
夏まゆみがAKBの振付を辞めた理由は?
辞めた理由はいくつか考察されています。
AKB48が長い間売れなかったから
AKB48の運営と揉めたため
モーニング娘。とAKB48というガールズアイドルグループを両方見るのはどうなのかと考えたため
これらの原因について事実なのか見ていきます。
AKB48が長い間売れなかったから
これは実際に夏さんがAKB48の振付師として働いていた時期には全く売れていませんでした。
しかし、売れないから辞めたわけではないようです。
夏さんに教えを受けた1期生は、ずっと卒業後も夏さんを慕っていました。
今回の悲報にしても、SNSなどで反応していました。
しかし、夏さんが辞めたのは他の理由が原因だと思います。
運営と揉める
AKB48の運営と揉めていたのは事実のようで、その頃ファンだった人は皆そう言っています。
そしてモーニング娘。との関連もあって、辞めてしまったようです。
辞めてからも運営とはうまくいっておらず、なんでも、前田敦子の卒業コンサートに来たいと夏さんが言ったにも関わらず、運営が拒否したそうです。
しかし、夏さんは前田さんの卒コンに出席しています。
その後運営は再編成されたので、特別ゲストとしてAKB48のイベントに登場することもできるようになりました。
モーニング娘。と重なる
また、モーニング娘。とAKB48というライバルとも言えるグループをどちらも手がけており、どちらも面倒見るのはどうなのかという意見があったとも言われています。
しかし、個人的には結局、運営と揉めたのでAKB48を辞めたというのが最も確実な理由だと思います。モーニング娘。とAKB48での活動時期がほとんど被らないため、運営が原因だったと考えます。
前田敦子をフロントに勧めたのは夏まゆみ
前田敦子が長い間AKB48の絶対的フロントだったわけですが、それを進言したのは夏さんでした。
夏さんが秋元さんに勧めたと言われています。
秋元さんが前田さんを選んだと思っている人が多いですが、夏さんの推薦によるものだそうです。
一期生を見ていて、沢山候補はいたと思いますが、前田さんを選んだ理由はなんだったのかと思います。
秋元さんが総合プロデューサーなので最終的にフロントを決定したのは秋元さんですが、それ以降、秋元さんは前田さんを寵愛していました。(今も)
過去、夏まゆみが手がけたAKB48の曲はなに?
夏さんが実際に手がけたのは7曲だけですが、今も歌い踊られているスタンダード曲となっています。
夏さんを知らない新しいメンバーもみんなこれらの曲を歌って踊ります。
今も使われる曲としては「桜の花びらたち」「会いたかった」があると思います。
夏まゆみの振り付けでAKB48とモーニング娘。の決定的な違いとは?
AKB48では、まだ売れる前だったこともあり、ダンスの振り付けというより、心構えを教えていたように見られています。
モーニング娘。では、「ラブマシーン」など大ヒット曲を振り付けています。
AKB48で振り付けたのは、売れていなかった時期の7曲だけなので、昔からのファン以外は「会いたかった」くらいしか振付を思い出せないくらいです。
確かにあまり知らない曲が多いな…
夏さん自身の話によると、振付家なのにAKB48とは印税がもらえる契約だったそうです。しかし、売れていなかった頃なので残念でした。
モーニング娘での振り付けは、「Loveマシーン」「恋のダンスサイト」「ハッピーサマーウェディング」「恋愛レボルーション21」「ザ☆ピース!」「そうだ!We’re alive」「Do it! Now」「シャボン玉」とヒット曲だらけです。
そのため、モーニング娘。の曲は歌って踊れる人が沢山いると思われます。
夏まゆみの指導者としての経歴
AKBの立ち上げ前から2年に渡り(2005年〜2007年)ダンス指導だけでなく、アイドルだからといってお遊戯で済ませてはいけないということをメンバーに叩き込んだ人と言われています。
プロとしての心構えのようなものを教えた人というように長年のAKBファンは語っていました。
夏さんは、普通の子を国民的アイドルにまで育てるということで、「ヒトが本来持つ道徳観に基づいた人間力向上」の指導者と言われていました。
実際夏まゆみがつきっきりで教えていたメンバーは1期と2期で、3期からは夏先生の弟子が教えていました。
しかし、5期生の指原莉乃も夏さんに直接教えてもらったことがあるそうです。
また、紅白歌合戦にAKB48が出演した時の振り付けも夏さんがされていたのだそうです。
そしてモーニング娘。で大ヒット曲を振り付けて「育ての親」とまで言われるようになっています。
他にもジャニーズの光GENJI、Kinki Kids、ジャニーズJrや、ナインティナイン、雨上がり決死隊が所属した吉本印天然素材、さらには宝塚歌劇団などを手がけています。
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まとめ
モーニング娘。やAKB48のダンスプロデューサーとして活躍された夏まゆみさんについて調べました。
- AKB48では立ち上げから売れる前まで関わり、主にアイドルとしての心構えについて教えた
- モーニング娘。では、大ヒット曲を次々と振り付けし、育ての親と言われている。
- 夏まゆみがAKB48の仕事を辞めた理由は、運営と揉めたから。
- 多くのアイドルグループをトップアイドルに育てた。
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