2024年6月19日にアニソン歌手で有名な高橋洋子さんは参加予定だった池袋アニメーションフィルハーモニー(通称:池袋アニメフィル)を辞退することが発表された!
原因は近年アーティスト業界で問題視されているAI生成作品だったそうです。
参加予定だったイベント運営側がAI生成チラシを配布したことによって、高橋洋子さんがそれを指摘して辞退する運びとなった。
このチラシとはどんな画像だったのか、そして、歌手の高橋洋子がイベントを辞退するほどのAI生成の問題点とは何なのか紹介していこうと思います!
- 池袋フィルハーモニーが出したAI生成画像
- 池袋フィルハーモニーが差し替えたポスター画像
- AI生成が炎上した理由
- 池袋フィルハーモニーの謝罪文
高橋洋子が辞退したイベントのAI生成画像とは?
コチラが池袋アニメーションフィルハーモニーが紹介したAI生成画像です!
AI生成画像が強調されていてオーケストラへのリスペクトに欠ける
SNSでは否定的なコメントが多数寄せられ炎上しました。
作成する前に誰かが提言しなかったのか?ということを誰しもが思います。先日のミセスのPVの件と全く同じです。制作側がモラルや知識に欠けていると迷惑がかかるのはアーティストです。業界全体が今後こういうことのないように共有を願います。
— めんたいつよし🎣🏇💻 (@mentaitsuyoshi) June 19, 2024
これはほんの一部ですが多くの人がAIによる画像制作について否定的なコメントを出していました。
池袋アニメフィルフィルは公式に謝罪文を掲載してポスターの差し替えを実施しました!
運営が修正した後の作品
現在はコチラの画像が掲載されています。
生成AI画像はなぜ問題視されるのか?
昨今、問題視されているのが、生成AIがイラストレーターなどの作品を作り上げる人の仕事を奪うのではないかという問題です!
AI生成物ってどんな扱いなの?
基本的には生成AIによって作られた文章や画像は、思想又は感情を創作的に表現したものではないため、「著作物には該当しない」としています。
つまり、たとえ生成AIを利用して、社内で優れた文章や画像を作ったとしても、その生成物は著作物ではないため、企業はその生成物の著作権を主張することはできない、ということになります。
引用:docomo business watsh
つまり現在では生成AIが作成するイラストは著作権を主張することが出来ず、実は今回の件に関しては法律上は大きな問題ではなかったのです。
問題はモラルの話!
一方で、作品を作り出す歌手や声優、イラストレーターなどはこの状況に否定的な見解を持ってる人も一定数います。
それは、生成AIの使用が増える事で作成者の仕事が減少することを懸念しています!
高橋洋子さん自身もこのように作品に対する思いを語っており、これは作品を生み出す側には大きな問題であることが改めて認識された問題でした!
高橋洋子さんも自身のXで演奏会への出演を取りやめたことを報告。運営の姿勢について自身の想いと異なり、アーティストとして向き合うことができないと悩んだことなどを明かし、「アニメを深く愛する皆様の気持ちを最も大事にしたいと思っております」
池袋フィルハーモニーの謝罪文
アニメーション業界で大きな問題となっている生成AIについての配慮が足りなかったとして池袋アニメフィルは謝罪文を掲載しました。
有名歌手が辞退するほど、昨今の生成AIに関する取扱いは問題視されているんですね。
作品を見る側と作品を作り出す側の思いに乖離があり、こういった問題は今後も続きそうです!
まとめ
池袋アニメーションフィルハーモニーの生成AIを使用したポスターが炎上したので紹介します。
- 池袋フィルハーモニーが公開した生成AIを用いたポスターを利用したことによって歌手の高橋洋子さんが出演を辞退した。
- 法律上、生成AIは現時点で著作権や肖像権は認められていない。
- 生成AIはモラルとして作品を生み出す一部のアーティストやクリエイターから否定的な意見があり、問題視されている
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